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About the A-ONE

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  作業療法において,作業療法に特有の方法で認知-知覚障害のある患者を評価することの必要性が高まっています.日常生活動作の評価は,認知-知覚の評価と分けて行われことが多いのが現状です.これは,『従来』の認知-知覚障害の評価がOTの学問に根ざしておらず,つまり,そのような障害が『なぜ』,あるいは『どのように』日常生活活動を妨げているか,に焦点を当てていません.そこで,アイスランドの作業療法士であるDr. Guðrún Árnadóttirは,神経行動学理論と作業療法の原理を融合した評価である,『Arnadottir OT- ADL 神経行動学的評価法(A-ONE)』を開発しました. A-ONEは,機能的遂行(日常生活動作)と認知-知覚障害と運動障害を含む神経行動学的障害とを直接結び付けています.A-ONEは,中枢神経障害のある16歳以上の患者に使うことができます.
 A-ONEは,標準化された構成的観察型ADL評価法です.遂行分析と課題分析を行い,2つの尺度(ADL尺度,機能障害尺度)の採点を行います.観察された作業遂行エラーから原因となる機能障害についての仮説を立て,さらに観察を通じて臨床推論を行い,仮説を検証します.
A-ONEで評価するADL課題
巻き貝

・食事

・整容と衛生

・更衣

・起居移動,移乗

・コミュニケーション

 

A-ONEで取り扱う神経行動学的障害
木製のトナカイ

・観念性失行

・運動性失行

・半側身体無視

・身体失認

・空間関係の障害

・保続

・筋緊張異常   など

 

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